プロの写真家と同じ思いで
2025年04月10日
賃貸も売買も同様ですが、お客様による第一段階での情報収集方法は、ネットによる情報検索がほぼ100パーセントなのではないでしょうか。
何の情報も無いまま、取り敢えず不動産会社に来てみましたと言われる方は、最近では殆ど見なくなりました。大方ネット上で目星を付けてから来られる方が多く、物件資料をお出しすると「そうそう、この物件が気になっていたんだよね。」とか、中には席に着くや否やスマホを開いて「この物件を見せて下さい。」と最初から決め打ちで来られている方もいらっしゃいました。
ネット検索の上、気になる物件があったら、その物件を取り扱っている不動産屋を訪ね、更に詳しい情報を得たり、内見をさせてもらったりして、最終判断を下す流れが今の主流なのではないでしょうか。
その様な時代であるからこそ、物件画像の第一印象はとても重要なものです。ただ物件が写っていれば良いと言うものではなく、より多くの方々の目を引き留めるような印象深い画像を掲載する努力を我々は怠ってはいけないと思っています。
建物の外観撮影をする場合は、出来る限り晴天の日を選び、しかも午前中に撮影をする様に努めています。晴れの日でも夕方に近くなると色味が少し黄色みを帯びて、寂しい印象が生まれますので、時間帯にも気を使っています。そして外観写真も様々なアングルから撮影して、事務所に戻ってパソコンでチェックしながら最も良いイメージの画像を採用する事にしています。
室内写真も薄暗い画像では魅力的な画像にはなりませんので、外観同様に晴れの日を選択して、更に照明が付けられる場合は必ず点灯させた上で、こちらも1室につき数枚ずつアングルを変えて撮影致します。
このあたりの作業は、技術的なものや画質に関しましてはプロの写真家の足元にも及ばないでしょうが、熱量としましては同じ位のものを持って臨んでいると思っています。
プロの写真家が女優さんの写真を撮る時に、何枚も何枚も撮影しながら、最も魅力的な瞬間を捉える事に情熱を注ぐ様に、我々もお客様に「素敵な物件だな。一度訪ねて実際に物件を見せてもらおう。」と思ってもらえる様な魅力的な画像の提供に情熱を注がなければ、物件紹介のスタートラインには立てないと思っています。
そしてひとつの物件でも、ネット上には可能な限り多くの画像をアップする様に努めています。ネット上に物件の全容がつかめる位の情報があった方が、安心してお客様はお越しになれると思います。物件情報が少ないと、果たして自分が求めている内容の物件かどうかの判断が付かず、足が遠のいてしまう可能性もありますので、それだけは避けなければなりません。
ポータルサイトの普及により、お客様が弊社へ来られてから物件探しをするのではなく、事前に情報収集をされてからお越し頂ける時代になりましたので、御来店頂いてから御案内に至るまでのお時間が短縮され、非常に効率が良くなりましたので、その事は本当に有難い事だと心から思っています。